下の数字はなんだと思いますか。

 これは、ひばりが丘高校生のアルバイト経験率を表しています。調査した結果、本校において約8割の人が現在アルバイトをしている、もしくは過去にアルバイトをしていた経験があるということがわかりました。一般的な高校生のアルバイト経験率は約40%なので、比較すると本校の経験率は驚異的な数字だと言えます。(経験率はアルバイト実態調査2006を参考にしています。)

 昨今、若者の離職率の高さが目立ちますが、主な理由として「自分にあった仕事ではなかった」「職場の人とうまくいかない」などが挙げられます。苦労して就職したのに、離職してしまうのはもったいないことですが、実際は多くの人が離職してしまいます。それはなぜでしょうか。

 私たち高校生が初めてアルバイトをすると、自分はできないことばかりで、教えてもらったり、迷惑をかけたりしながら仕事をさせてもらっていると気づきます。同時に、労働して報酬を得ることの大変さ、喜びを感じ、任された仕事を精一杯やろうという思いで働きます。その仕事が自分に合うかどうかを考えている余裕はありません。

 対人関係の悩みはつきものですが、私たちは学校で友人に相談しながら対処法を身に着けていきます。忘れてはならないのは、地域で働く場を提供してもらえるから社会に参加できること、組織の中で自分も活かされているということです。そのような気持ちから、富士吉田市の商工会議所やうどん屋と連携して、地域のイベントに出店する企画にボランティアとして参加する生徒もたくさんいます。

 ひばりが丘高校は、定時制高校です。全日制高校と違い、アルバイトは社会参加の手段として、推奨されています。 私たち高校生もアルバイトを継続できず迷惑をかけることがありますが、なぜ継続できなかったのか、自分自身と向き合ったうえで再度職を探すので、得意なことや苦手なことを分析し、より自分が活かされる場を見つける訓練ができていくのだと思います。このように、知識としてだけでなく、経験を積むことで私たちの職業観は形成されていきます。だからこそ私たちは、皆さんの会社において即戦力になれるのではないかと考えます。

私たちの放課後

Q1 アルバイトでどんな仕事をしていますか。

Q2 アルバイトを始めたきっかけはなんですか。

Q3 アルバイトの総期間はどのぐらいですか。

Q4 アルバイトをしてどんなことを学びましたか。

Q5 アルバイトでつらいことはどんなことでしたか。

Q6 社会に出る際にアルバイトの経験は役立つと思いますか。

 アンケート結果と分析

Q1 全国的に、高校生のアルバイトの多くがコンビニエンスストアやスーパーなどで働いているということですが、本校においてもコンビニエンスストアでアルバイトをしている生徒が多数みられました。また、富士吉田は観光地ということもあり、観光に関わる産業や、富士急ハイランドのような遊園地ではたらく生徒も多数いることがわかりました。

Q2 アルバイトを始めた理由の1番は「経済的理由」でした。家計を支えたい、将来かかるお金を自分で負担したいからなどの回答が多かったです。多くの生徒が卒業後の目標にむけて努力しようとする姿勢が感じられました。

Q3 アルバイトの総期間は、上級生になるほど長いという結果でした。つまり、多くの生徒が在学中にアルバイトを継続的に行うという事がわかりました。なお、半年未満のうち6割以上が1年生でした。

Q4 アルバイトによって社会の厳しさやお金の大切さを学んだという生徒がほとんどでした。そのことで、自分の親の凄さがわかったという回答が多数みられました。働くことで初めてわかることが多かったようです。

Q5 アルバイトで辛いことは肉体的疲労だと思っていたので、「人間関係」がここまで上位に来るとは思いませんでした。就職後の退職理由の上位になることを考えると、今のうちに経験しておくことはとても大事だと感じました。

Q6 ほとんどの生徒が役立つと回答しています。そして、後述の「仕事場からの声」においてもほとんどの方が「役立つ」と話しています。つまり、ひばりが丘高校の現状は、社会のニーズにあった動きをしているのではないでしょうか。

ヒバリのサムライ

 それでは、実際のひばりが丘高校生7名を例に、本校の生徒が普段どのように考え、どのように働いているかを紹介します。働く場所、環境、目標等それぞれですが、共通していることは「働く」ことを重要な事だと考え、日々努力しているということです。

 なかには、登校前にアルバイトをしてきたり、掛け持ちで仕事をしている生徒もいます。また、アルバイトの給料をすべて両親に渡している生徒もいます。みな、学校との両立を図りながら、日々「働くという経験」を積み、社会にでるための準備をしています。

 それでは「ヒバリのサムライ」を御覧ください。

Q1 アルバイトでどんな仕事をしていますか?

 焼き鳥「大吉」という店で接客業をしています。

Q2 アルバイトを始めようとしたきっかけは何ですか?

 自分でお金を稼ぎたいと思ったからです。それと、いろんな経験ができるんじゃないかと興味がありました。

Q3 アルバイトは週何日くらいしてますか?

 3日~4日です。学校の行事等によっては変更することもあります。

Q4 アルバイトは1日何時間していますか?

 4時間です。

Q5 アルバイトで得た収入はどんなことに使っていますか?

 貯金です。卒業後進学する予定なので、少しでもその準備が出来ればと思います。

Q6 アルバイトを始めてよかったと思うことは何ですか?

 地域の大人と関われることです。また、学校では学べないことが色々学習できます。

Q7 アルバイトをして大変だったことは何ですか?

 職場の人間関係がいいのでとくにありません。

Q8 アルバイトをする前とした後でなにか考え方がかわりましたか?

 大人への接し方や言葉遣いについて、改めて考えさせられました。

Q9 アルバイトの経験は将来どのよう活かされると思いますか?

 コミュニケーション力がとても役にたつと思います。やはり、人間関係がうまくいかないと、仕事はうまくいかないと思うので。

Q10 ひばりが丘高校を選んだ理由はなんですか?

 情報系の勉強をして、資格を取得したかったからです。あと、アルバイトが自由に出来るからです。

Q11 ひばりが丘高校に入学してよかったことはなんですか?

 皆となかよくなれたことと、様々な経験をすることが出来たことです。特に今年は、バイトだけでなく地域のイベントに「うどん部」として出店したりと様々な経験をすることが出来ました。

Q12 最後に、地元企業に「ひばりが丘高校生」のアピールを!!

 ひばりが丘高校は、定時制高校です。全日制高校のように、勉強・部活ばかりに力を入れるのではなく、働くことや地域に貢献することにとても力を入れています。商工会議所の人たちと一緒にうどんのメニューを開発しいろんなイベントに出店しましたが、その際には様々なことを学びました。原価のこと、仕入のこと、販売方法等、普段学べないようなことを数多く経験することが出来ました。
 定時制高校というと、周囲からなんとなく変な目で見られることがあります。しかし、こんな貴重な体験をすることができたのは、私がひばりが丘高校に入学したからです。これからは今まで学んだことを活かして、夢に向かって頑張っていくつもりです。
 「地元企業の方々、ひばりが丘高校生をよろしくお願いします。」

Q1 アルバイトでどんな仕事をしていますか?

 ENEOSというガソリンスタンドで、給油や洗車をしています。

Q2 アルバイトを始めようとしたきっかけは何ですか?

 将来のために貯金したかったからです。そして、将来どんな仕事につくこともできるように、様々な経験がしたかったからです。

Q3 アルバイトは週何日くらいしてますか?

 週5日です。

Q4 アルバイトは1日何時間していますか?

 平日は16~20時の4時間で、土日は7時半から夕方までの8時間です。

Q5 アルバイトで得た収入はどんなことに使っていますか?

 半分は将来のための貯金で、半分は身の回りの必要なものの購入にあてています。

Q6 アルバイトを始めてよかったと思うことは何ですか?

 働くことの厳しさを知ることができました。

Q7 アルバイトをして大変だったことは何ですか?

 お客様への言葉遣いや、接し方です。また、富士吉田地域は富士山の麓ということもあり、とにかく寒いです。

Q8 アルバイトをする前とした後でなにか考え方がかわりましたか?

 お金の大切さがわかりました。普段何気なく購入するものも、自分で働いたお金の中で買うとなると色々考えます。

Q9 アルバイトの経験は将来どのよう活かされると思いますか?

 マナー、相手のことを思いやることなど、「人との接し方」が活かされると思います。

Q10 ひばりが丘高校を選んだ理由はなんですか?

 アルバイトをたくさんしながら、学校に通えるからです。周りにも、同じ理由で選んだ友達が沢山います。

Q11 ひばりが丘高校に入学してよかったことはなんですか?

 働きながらも時間に余裕があるので、勉強との両立がしやすいことです。

Q12 最後に、地元企業に「ひばりが丘高校生」のアピールを!!

 生徒の印象は人それぞれですが、私はこの学校に入っていろんな人と出会い、沢山のことを学びました。生徒と先生の関係も良く、毎日本音でぶつかり合っています。また、アルバイトをしている生徒がとても多いので、校内ではいつもアルバイト先での楽しかったこと、嬉しかったこと、辛かったことなどを話しています。ひばりの生徒は、みんな素直でいつも努力しています。

Q1 アルバイトでどんな仕事をしていますか?

 シャトレーゼというお店で接客業をしています。

Q2 アルバイトを始めようとしたきっかけは何ですか?

 両親にお金を渡し、家計の負担を少しでも軽くしたいと思ったからです。

Q3 アルバイトは週何日くらいしてますか?

 2~3回です。

Q4 アルバイトは1日何時間していますか?

 4時間です。平日は17時~21時半で、土日は8時半~13時、もしくは13時~17時までです。

Q5 アルバイトで得た収入はどんなことに使っていますか?

 すべて両親に渡しています。

Q6 アルバイトを始めてよかったと思うことは何ですか?

 働くということはいろいろ難しいとわかりました。でも、職場の人と仲良くなることが出来たので、それも良かったことです。

Q7 アルバイトをして大変だったことは何ですか?

 お客様への言葉遣いや接し方です。また、店でケーキを販売しているのですが、とても崩れやすいのでいつも気をつけています。

Q8 アルバイトをする前とした後でなにか考え方がかわりましたか?

 働くのは簡単ではないということ、また人とのコミュニケーションの大切さがわかりました。

Q9 アルバイトの経験は将来どのよう活かされると思いますか?

 働く時に、アルバイトで経験したコミュニケーション力が活かされると思います。

Q10 ひばりが丘高校を選んだ理由はなんですか?

 定時制なので、アルバイトがしやすく時間を有効に活かせると思ったからです。

Q11 ひばりが丘高校に入学してよかったことはなんですか?

 自分のペースでゆっくり勉強できるし、午後の時間でアルバイトや友達と遊んだりできることです。

Q12 最後に、地元企業に「ひばりが丘高校生」のアピールを!!

 私たちひばりが丘高校生は、進学・就職に向けて1年生から様々な準備をしています。例えば、地域のボランティア活動に積極的に参加したり、アルバイトを積極的に行うようにしています。また、私は普通科の生徒ですが、電卓検定やパソコンの検定などにも積極的にチャレンジしています。みな進路に向けて一生懸命頑張っていますので、是非「ひばりが丘高校」に注目して下さい。

Q1 アルバイトでどんな仕事をしていますか?

 コンビニエンスストアのLAWSONと、ファミレスの藍屋で接客業をしています。

Q2 アルバイトを始めようとしたきっかけは何ですか?

 接客の仕事をしてみたかったからと、人とのコミュニケーションが楽しいからです。

Q3 アルバイトは週何日くらいしてますか?

 週5日です。

Q4 アルバイトは1日何時間していますか?

 LAWSONでは、朝の6時から9時です。また、藍屋では夕方4時から8時まで働いています。

Q5 アルバイトで得た収入はどんなことに使っていますか?

 すべて貯金しています。将来、進学するかもしれないので準備しています。

Q6 アルバイトを始めてよかったと思うことは何ですか?

 世の中を知ることができ、自分も成長できることです。

Q7 アルバイトをして大変だったことは何ですか?

 お客様と接するうえでの言葉遣い、態度です。普段友達と話をする時と同じ話し方をするわけにはいかないのですが、ついいつもと同じような口調で話してしまいそうな時があります。

Q8 アルバイトをする前とした後でなにか考え方がかわりましたか?

 自分が思っていたより、「働く」ということは大変なことだとわかりました。

Q9 アルバイトの経験は将来どのよう活かされると思いますか?

 社会に出るためのマナーなどが身に付くことですね。また、時間を有効に活かすことが出来るようになります。

Q10 ひばりが丘高校を選んだ理由はなんですか?

 学校の授業時間や、4年間で卒業できるということなどが自分に合っていると思ったからですね。

Q11 ひばりが丘高校に入学してよかったことはなんですか?

 アルバイトをしながらも、余裕を持って勉強することができるので、自分のペースを守れることです。

Q12 最後に、地元企業に「ひばりが丘高校生」のアピールを!!

 ひばりの生徒は、とても勤勉です。ほとんどの生徒がアルバイトをしているし、登校前にアルバイトをしてくるなんて人も沢山います。もちろん、遅刻せず学校にきて一生懸命勉強しています。また、地元の「吉田のうどん」に関するホームページを制作し、積極的に地元に貢献していると思います。定時制高校というと偏見を持つ人が多いですが、本校は素直でやる気のある生徒ばかりです。

Q1 アルバイトでどんな仕事をしていますか?

 郷土料理「ほうとう」を提供している「小作」とコンビニのファミリーマートで接客業をしています。

Q2 アルバイトを始めようとしたきっかけは何ですか?

 家にお金を入れ、親への負担を軽くしたかったことと、学費を稼ぎたかったからです。

Q3 アルバイトは週何日くらいしてますか?

 週6日です。

Q4 アルバイトは1日何時間していますか?

 1日5時間位です。平日は朝6~9時で、夜のバイトは17時~22時。土日は11時~17時です。

Q5 アルバイトで得た収入はどんなことに使っていますか?

 家庭に入れる分と将来の学費のための貯金にあてています、残りは必要なものを買うためのおこづかいにしています。

Q6 アルバイトを始めてよかったと思うことは何ですか?

 あまり難しく考えているわけではありませんが、人間関係を学べることですね。

Q7 アルバイトをして大変だったことは何ですか?

 以前、私の対応がきっかけでクレームがあったのですが、どのように対応したらいいかわからず困りました。その時は焦りましたが、今ではいい経験だったとおもいます。

Q8 アルバイトをする前とした後でなにか考え方がかわりましたか?

 社会の厳しさがよくわかったことです。学校と社会は全く違うことがわかりました。

Q9 アルバイトの経験は将来どのように活かされると思いますか?

 人間関係などの経験が身につくので、社会に出たら活かされると思います。あとは、朝アルバイトをしてから学校に行くので、気持ちの切り替えが簡単にできるようになりました。

Q10 ひばりが丘高校を選んだ理由はなんですか?

 アルバイトが出来るということで選びました。他の学校では、ここまで働くことは難しいと思います。また、4年制も魅力でした。

Q11 ひばりが丘高校に入学してよかったことはなんですか?

 自由にアルバイトが出来るということ、そして様々な資格がとれること、また部活動も充実していることです。

Q12 最後に、地元企業に「ひばりが丘高校生」のアピールを!!

 ひばりが丘高校の生徒は、他校の生徒よりも仕事をしている人が多いです。アルバイトを掛け持ちしている人も沢山いますし、自分で学費を払っている人も多いです。人によっては、免許のお金や、進学先の学費もすべて自分で支払っています。また、地元の食文化でもあり、産業でもある「吉田のうどん」を盛り上げるために、フリーペーパーを制作したりしています。自分のことだけでなく地域とともに成長していこうと考えているのがひばりが丘高校生です。

Q1 アルバイトでどんな仕事をしていますか?

 吉田のうどん「山崎家」で接客、調理補助を行っています。

Q2 アルバイトを始めようとしたきっかけは何ですか?

 働くことに興味があったからです。

Q3 アルバイトは週何日くらいしてますか?

 週末のみなので2日です。本当はもっと働いてみたいのですが、吉田のうどんは昼しか営業していないので、学校がある日は難しいです。

Q4 アルバイトは1日何時間していますか?

 11時から15時の、4時間です

Q5 アルバイトで得た収入はどんなことに使っていますか?

 貯金です。

Q6 アルバイトを始めてよかったと思うことは何ですか?

 人間関係を学べたことです。今までは、大人の人と接することがほとんどなかったので、とてもいい経験ができます。

Q7 アルバイトをして大変だったことは何ですか?

 忙しい時にはお客さんがたくさん来るので、急いでうどんを運ばなければなりません。こぼさないように気をつけながら、届けるお客さんを間違えないようにと考えるあまり、パニックになりそうな時があります。

Q8 アルバイトをする前とした後でなにか考え方がかわりましたか?

 アルバイトを始めるまえは、色々と人に頼ってばかりでしたが、今は自分で考え行動できるようになりました。

Q9 アルバイトの経験は将来どのように活かされると思いますか?

 人間関係を築いて行く際に、コミュニケーション能力が活かされると思います。

Q10 ひばりが丘高校を選んだ理由はなんですか?

 勉強が苦手だったことと、定時制なので自分にあったペースで生活できると思ったからです。

Q11 ひばりが丘高校に入学してよかったことはなんですか?

 友達が増えました。そして、アルバイトやうどん部のイベントへの参加など様々な経験が出来ました。

Q12 最後に、地元企業に「ひばりが丘高校生」のアピールを!!

 ひばりが丘高校は、アルバイトが出来る環境なので多くの人が働いています。ですので、働くことには慣れているし、様々なことを経験しています。また、お金を稼ぐことで、お金の大切さもわかっています。私は、これから必要となる免許のお金や車を買うための貯金をしていく予定です。友達にもそんな人は沢山いるので、どんな仕事場でも一生懸命頑張ると思います。

Q1 アルバイトでどんな仕事をしていますか?

 ホテルの清掃業です。

Q2 アルバイトを始めようとしたきっかけは何ですか?

 個人的な諸事情があり、将来一人暮らしをしなければなりません。そのための準備をしています。

Q3 アルバイトは週何日くらいしてますか?

 週末の2日です。

Q4 アルバイトは1日何時間していますか?

 1日6時間。9時から15時です。

Q5 アルバイトで得た収入はどんなことに使っていますか?

 7割を貯金、残りを必要なものの購入にあてています。

Q6 アルバイトを始めてよかったと思うことは何ですか?

 いろんな人にめぐりあえたことですね。アルバイト先の上司の方には、本当にお世話になっています。

Q7 アルバイトをして大変だったことは何ですか?

 ホテルの掃除のやり方を覚えるのがとても大変でした。また、時間帯によってはお客さんがいる状況で清掃をしなければならないので、色々と気を遣います。

Q8 アルバイトをする前とした後でなにか考え方がかわりましたか?

 将来についてもっと具体的に考えるようになりました。

Q9 アルバイトの経験は将来どのように活かされると思いますか?

 職場においての人間関係を形成するのに役立つと思います。また、働くこと自体に慣れるということも大事だと思います。

Q10 ひばりが丘高校を選んだ理由はなんですか?

 働くことが自由に出来るからです。

Q11 ひばりが丘高校に入学してよかったことはなんですか?

 自分のペースを維持しながら学習することができることです。

Q12 最後に、地元企業に「ひばりが丘高校生」のアピールを!!

 ひばりが丘高校の生徒は、4修生(4年間で卒業する)の生徒も多いので、放課後を利用してほとんどの人がアルバイトをしています。また、経済的な理由から、家庭にお金を入れている人も沢山います。なんとなくお金が欲しいから、買いたいものがあるからそんな軽い気持ちではなく、自分の将来のために一生懸命働いています。地元企業の方、ひばりが丘の生徒はどうですか。

仕事場からの声

 大吉「伊藤 功」さん

 彼は働き始めてから、遅刻や欠勤もない状況です。勤務中の接客態度、挨拶もよく、常にお客様への配慮ができています。そして、髪を短めにしているので清潔感があり好感が持てます。また、運動部に属していたということもあり、動作が機敏で笑顔を絶やしません。
 高校生がアルバイトをすることは、限られた時間の中で収入を得る事を学ぶにはうってつけだと思います。そしてその経験は、活かされるというよりもアルバイトを体で感じてもらうことが重要だと思います。焼き鳥1本売ることで収入を得るという基本が理解でき、仕事をする上で人と人とが関わって成り立っていく事が実感してもらえば、自ずと社会に役立っていけるのではと思います。今後は、「有り難うございます」という感謝の心、「申し訳ございません」という反省の心、「私がします」という奉仕の心、「はい」と言う素直で謙虚な心を念頭に頑張ってもらいたいと思います。

 ENEOS「渡辺 勝亀」さん

 池田さんは、とても明るくお客さんにも人気があります。しかも誠実な仕事をしてくれるので、安心できます。今後も変わらず頑張って欲しいですね。高校生がアルバイトをすることは、とてもいいことだと思います。社会的にも将来的にもいい経験になるし、学校では教えてくれないことを沢山学ぶことが出来ます。ですので、是非皆さんに働く経験をしてもらいたいと思います。

 Chateraise「小俣」さん

 彼女は、とても明るくハキハキしています。しかも積極的で受け答えがしっかりしています。高校生のアルバイトは、大学生と比較すると責任感のなさが目立ちます。しかし、天野さんは一生懸命頑張ってくれています。この経験はきっと将来に活かされると思うので、頑張って下さい。

 LAWSON「椎名 和義」さん

 池谷さんは、まじめに働いてくれるので店の大きな戦力で、とても助かっています。とても明るく思いやりのある接客をしてくれるので、彼女のファンだというお客さんも沢山います。アルバイトをすることは、社会を早めに知ることができるので、とても有意義だと思います。高校生は、積極的に働く経験を積んでもらいたいですね。
 今後は、彼女がいるから店に来るんだよ、というお客さんを増やしてもらえたら嬉しいですね。これからも一生懸命頑張って下さい。

※写真画像は、「高村」さんです

 小作「小池 裕次郎」さん

 遠山さんは、明るく元気なのでお客様を相手にするこの仕事は向いていると思います。当店は、繁盛期には1日2000人以上ものお客さんが訪れます。しかし、いつもテキパキととてもスムーズに仕事をこなしています。接客業においては、お客様とのトラブルが一番の問題ですが、彼女に関しては全くそのようなことはなく、いつも安心できます。また、性格が明るいだけでなくとても素直なので、教えたことをすぐに理解し実践しています。高校生がアルバイトをすることは、いずれ社会に出ることを考えればとても意味のあることだと思います。きっと将来に生かされると思うので、今後も頑張ってほしいですね。

 山崎家「山崎 まさ子」さん

 まだ仕事をはじめてあまり経っていないので、これからもっと頑張って慣れて欲しいと思います。仕事は、人に指示されて動くものではなく、自分で気づいて行動してこそ意味があると思います。しかし、自分で考え動くということは意外と難しいものです。今後は、他の人の動きを見ながら少しずつその辺を勉強してもらえればと思います。高校生がアルバイトをすることは、どんな目的であれとてもいいことだと思います。この経験はきっと将来に活かされると思うので、一生懸命勉強してください。

 仙昇「小俣 良子」さん

 この仕事は、覚えなければいけないことが多くはじめはみんな苦労します。布団の敷き方ひとつとってもホテルごとに方法が異なるため、とても難しいです。そのため、彼もはじめは仕事が全然出来ず、周りから注意されることが多かったです。また、男性ということもあり女性と違って大雑把なので、やり直しを要求することも沢山ありました。しかし、今ではてきぱき仕事をこなせるようになりました。この仕事は時間との闘いになるので、機敏にしかも自分で考えて行動できなければなりません。今後は、もう少しその部分が良くなればいいかなと思います。高校生がアルバイトをすることは、働くことを経験するという意味でとても大事なことだと思います。将来、この経験はきっと活かせると思うのでこれからも頑張って欲しいです。

ひばりが丘高校うどん部

 ひばりが丘高校うどん部の活動

 「吉田のうどんをより多くの人に知ってもらいたい」、その想いから昨年度「ひばりが丘高校うどん部」を立ち上げました。これまで、地元の商工会議所青年部や、地元うどん店と一緒に様々なイベントに参加しました。実際に商売をしている方たちと活動することで、どうしたら多く販売することが出来るのか、どうしたらより多くの利益を出すことができるのかなど、実際の現場でしか学べないようなことを沢山勉強する事が出来ました。この活動を通じて、自分を高めるのはもちろんのこと、地域に貢献し、自分たち自身を地元の方々に見てもらういい機会だと考え、さらなる発展を目指しています。

 商工会議所青年部 長田 誠さん

 ひばりが丘高校の皆さんとは、昨年から「吉田のうどんのレシピ開発」を中心に共同活動をさせていただきました。アイディア、原価計算、販促方法等のディスカッション及び、試食会を経て完成した商品を実際に「国民文化祭吉田のうまいもの祭り」及び「県民の日物産展」に出店をしました。売れ行きも良く、生徒さんの元気さ働きぶりは、お客様・関係者の方々からご好評をいただきました。生徒の皆さんには、この活動を通じて商売の楽しさや厳しさを学ぶとともに、経済的観念を身につけ地域経済発展のためご尽力くださればと願っております。

 吉田のうどん「ふじや」 堀内 武さん

 私とひばりが丘高校との関わりは2年前からになります。「吉田のうどん」を全国に広めようという生徒の思いに賛同し、協力することとなりました。試食会の際には、生徒の自由な発想に何度となく驚かされました。現在、生徒さんの開発した「黒麺」を販売していますが、売り上げは好調です。また、一緒に様々なイベントに参加しましたが、その時の働きぶりには感心しました。卒業した皆さんとも交流は続いており、本当に良い経験が出来たと思っています。ひばりが丘高校の生徒さんは信頼に値し、かつどの職場においても活躍する人材だと思います。

 生徒の感想

・はじめは恥ずかしくて「いらっしゃいませ」が言えなかったが、先輩たちのがんばりや商工会議所の方の姿を見て自分も一生懸命頑張った。

・普通科とか情報経理科とかに関係なくとてもいい経験なので、みんな積極的に参加すべき。

・商品開発や原価について、また商品名の付け方など本当にためになることばかりだった。

・地域の人達や子どもたちと仲良くできたりしたのでよかった。また次回も積極的に参加したい。

・これから働くうえでのいい経験となった。コミュニケーションの勉強になった。先輩たちは責任をもって進んで行動していたので勉強になった。

・イベント時に上級生がとても慣れていたので驚いた。バイトの経験が役立ったと感じるいい機会だった。

・とても楽しく充実した活動だった。先輩や商工会議所の人たちの指導がとてもわかりやすかった。

・とても有益な経験ができた。寒いし、とても疲れたけど、みんなで協力して作業することが出来たので良かった。自分の動きがおそく、周囲に迷惑をかけた。

・販売に興味のある人、コミュニケーションが苦手な人は積極的に参加するべきだと思う。この経験で社会のことが少しわかったような気がする。

・1年生がどうしていいのかわからず困っていたので、やり方を教えた。その後一生懸命頑張っていたので、教えてよかったと思った。これからも頑張ってほしい。

ギャラリー

制作を終えて

 渡部 一哉

 私は、今回の調査でひばりが丘高校生のアルバイト率の高さに驚きました。私自身は、現在アルバイトをしていませんが、この制作に携わるなかで色々なことを考えさせられました。働くことはとても大変なはずなのに、取材先では皆とても生き生きし、むしろ楽しそうな感じがしました。また、職場の方から話を伺うなかで、厳しくもあたたかく生徒を見守ろうとする姿勢を、とても素晴らしいと思いました。早朝のコンビニ取材や、ホテルの中で走りながらの取材など、大変なことはたくさんありましたが、同じ学校の仲間が一所懸命働いている姿を見ることでいい刺激を受けました。

 前回の高校生ホームページコンテストにおいて、先輩たちは「郡内織物」で出品しましたが、残念ながら優勝することはできませんでした。そこで今回は、先輩たちが指摘を受けた点について「改善・克服」するために、細かい技術やデザインの部分だけでなく「題材」を真剣に考えました。そのなかで注目したのが、前回の反省点として挙がっていた「生徒の顔が見えない」です。

 本校のこれまでの作品は、地元の産業や食文化にスポットをあて、「公式ホームページ」のような存在を目指して作成してきました。そのため、「吉田のうどん」や「郡内織物」に関して、客観的な目線で良さをアピールしようとするあまり、ホームページの作り手の存在感は薄くなっていました。この反省を踏まえ、今回は「生徒の顔が見えるもの」、「作り手の存在を感じることができるもの」、さらに「今後も活かせるもの」と考え、この「題材」を選びました。

 このホームページを通して、少しでもひばりが丘高校の良さを地元企業に知ってもらうとともに、継続して「ヒバリのサムライ」を発信することができればと思います。最後に、このホームページ制作にあたって、多くの方に協力していただきました。本当にありがとうございました。そして、少しでも後輩たちの就職や進学に役立てれば嬉しいです。

 小佐野 七海

  このホームページを制作するにあたって、私は2つのことを目標としました。1つめは、ひばりが丘高校の本当の姿を見てもらうこと。2つめは、前回の高校生ホームページコンテストで、優勝することができなかった先輩方の代わりに私たちが「優勝」することです。

 今回、「働く」ことをテーマにホームページ制作を行うことにしました。そこで、全校調査を実施し分析してみると、明らかに本校のアルバイト率が高いということがわかりました。さらに、アルバイトをしている人のなかで、アルバイトを掛け持ちをしている人も多数いることがわかりました。

 今回、「ヒバリのサムライ」において7人の生徒を紹介しています。ひばりが丘高校生が具体的にどんな生活をしているのか、どんなふうに考えているのかを知ってもらうためにこのコンテンツを制作したわけですが、実は、私も8人目のヒバリのサムライです。現在、ファストフード店とファミリーレストランの2つを掛け持ちしながら、家計を支えています。学業との両立は簡単ではなく、時には辛いこともありますが、働くことで様々なことを学べるのでとても有意義な時間だと思います。このホームページも、限られた時間の中で一生懸命制作しました。時間に追われ正直逃げ出したくなるような時もありましたが、一緒に制作した渡部君の支えもありなんとかここまで来ることができました。

 地元企業の皆さんには、このホームページを通じてひばりが丘高校生の本当の姿を知ってもらいたいと思います。ヒバリのサムライは、紹介しきれないほど沢山います。

 このホームページが、ひばりが丘高校生の今後の就職や進学に役立つことができれば、嬉しい限りです。